【塗り絵本紹介】TheTimeGarden 時の庭園/ダリア・ソン

発売日はいつ？

2015年8月11日です。

著者は？

ダリア・ソン(daria song)

梨花女子大学で繊維芸術を専攻、現在韓国在住、ケウォン芸術学校講師。

同地コンテストでの受賞作品多数。

童心を感じさせる作品を生み出す繊維作家、造形作家として活躍。

童話的な感性の光る作風が特徴。

出版社は？

日本文芸社

ポイント1

美しくて緻密、ミステリアスなイラストたち 本書の作者は造形アーティスト。立体作品を設計しているからこそ、どのイラストも緻密で美しく、なによりひとつの絵画のように奥行きあるものに仕上がっているのです。類書はいずれもヨーロッパ風の城郭や童話のワンシーンを切りとったようなロマンティックな作品がそろっていますが、こちらはさらにシノワズリのテイストも感じられる作風。ヨーロッパの路地を抜けた先にあるのは、映画で見かけたような神秘的な東洋の街角や、夢のように美しいランタンフェスティバル、儚い桜の花々。これまでの大人向け塗り絵本とはひと味違う、夢幻の世界を覗いてみてください。

ポイント2

色を塗るだけじゃない、手を添えてあなただけの作品に色を重ねて作品を完成させるのもいいけれど、本書ではもっともっとぬり絵を楽しんでもらいたいから、時々「色とりどりの星を空に散りばめてみましょう」「舞い散る花びらで空をうずめましょう」といった提案をしていることがあります。きらめく星や思い出の花、好きな模様の風船に、お気に入りの本でいっぱいの古書店。少しずつ描き加えて、あなただけの幻想の庭園を完成させましょう。それは誰のものでもない、この世界にひとつだけの、特別な一冊になるはずです。

ポイント3

不思議な物語とともに、秘密の世界を完成させてある晩、お父さんが買ってきたドイツ製の振り子時計。深夜に少女がこっそりと時計板の中を覗いてみると、そこでは赤毛の妖精が一生懸命歯車を動かしていたのでした……。そんな物語から、この本ははじまります。美しいイラストに色を塗っていくだけでなく、ぜひ、ひとつひとつの作品に添えられた物語も楽しんで。少女と一緒に時の中を旅しながら、色を選んだり、風景を眺めたりすれば、なお一層想像力も豊かに、ぬり絵を楽しめることでしょう。

出版社のコメント

本の中身、線画はどんな感じ？

Instagramにて開封した動画を公開中です。（縮小版）

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もう少しわかりやすい動画をYoutubeで公開予定です。

ページ数、ボリュームは？

80ページ。細かいのでボリューム感があります。

最後に

建物や風景が多めなので、立体感を出して塗る練習にちょうど良いかもしれません。